広大な海によって隔絶された島々
トカラ列島は、鹿児島県の屋久島と奄美大島の間の約160kmの間に点在する小さな島々。
人が住んでいるのは7島のみで、行政区域は十島村です。
口之島は人口130名程のトカラ列島の中では人口の多い島になります。
口之島はトカラ列島の最北端に位置し、今も水蒸気を吐き出す燃岳に象徴される火山島です。
口之島の周辺海域は、世界最大規模の暖流「黒潮」が直接流れ込むため、冬場でも水温が22℃近くあります。
黒潮の影響を受ける口之島周辺海域は、①栄養分豊富な潮、②流れも早い、③平均水温も高いと好条件が揃い、大型回遊魚が目白押しです。
しかも、日本最北端のマンタポイントや海底温泉ポイントも見つかり、注目のダイビングポイントとなっています。
<シーズナリティ>
稼働シーズンは4月~11月頃となり、水温は冬場の12月でも22℃前後、夏場は30℃と沖縄とほぼ同じ水温です。
黒潮直撃の力は偉大で、透明度は平均20-30m程度。東シナ海のど真ん中で、口之島には川がありません。
台風直後も舞い上がった砂等はすぐに黒潮の流れで吹き飛ぶので、濁って透明度15m以下という事もありません。
その分どのポイントも基本的には流れのあるポイントばかりです。
黒潮は口之島の西側を通ってますので、メインポイントは島の北、西、南側に集中します。
<ダイビングエリア>
口之島周辺の主なダイビングポイントです。
黒潮に近い為、口之島周辺のポイントは常に流れています。
島には川もないので、平均透明度は20-30mあります。
全てドリフトダイビングで、バックロールエントリー後、フリー潜降(ヘッドファースト潜降) となります。
◆ニヨン◆ ※遠征ポイント
屋久島と口之島の間にある南北2キロ、東西1キロの広大な根に無数の根が有。
丸瀬のギンガメアジの群れは一見の価値あり。水面休息を兼ねて灯台上陸も可能。
◆芽瀬◆ ※遠征ポイント
口之島の北西にある広大な沈み瀬。 ポイントは北ウィング、南ウィングの2ヶ所。
ロウニンアジやサメが群れでみれます。 いつも流れが早いので注意が必要。
◆臥蛇島◆ ※遠征ポイント
臥蛇島&小蛇島エリアのポイントを潜ります。 木場立神、沖ノ瀬、雄神瀬などベテランダイバー限定スポット目白押し。
◆ロストワールド◆
港のすぐ横にある沈み瀬。瀬のトップはこれでもかっていう位のサンゴの群生。
沖の砂地に行くと、常に透明度30m以上。手つかずハマサンゴの群生も見事!口之島随一の癒し系ポイント。
◆エレファントノーズ◆
かけあがりには各種ハナダイがいっぱい。 浅場に行くと迷路のようなクレバスがいっぱい。
宮古島に負けない口之島随一の地形ポイント。
◆ラビリンス◆
島の南側にある北風に強いポイント。サンゴの棚に迷路のように水路が続くトカラでは珍しい地形ポイント。
流れがあると平瀬同様、回遊魚もいっぱい。地形と回遊魚を1ダイブで楽しむことができます。
◆平瀬◆
ギンガメアジ、イソマグロは定番。春&秋はマダラトビエイ、 マダラエイ、ハンマーヘッドシャークなど。
流れが速い時が多く、ダウンカレントも入るので注意が必要です。
◆丸瀬◆
マンタシーズンになると、港のすぐ前でマンタが見れるスーパーポイント。
ここのマンタもプランクトン捕食マンタなので、見つけたらスノーケリングで泳ぐことも可能。
<ダイブセンター>
口之島ダイビングサービス
港から徒歩1分の好立地にあるダイバーが使いやすい作りになっているダイブセンター。
12セットは楽に乾せる器材干場、カメラ専用桶、シャワー、脱水機も完備しています。
ホスピタリティ溢れるスタッフが素敵なダイビングライフをご案内!!