メキシコ・ラパス
執筆者 エンリケ
コロナ禍で営業できなくなっている超大型豪華客船が
いつの間にか次々にラパス湾内に居座ってしまい、
今現在は6艘が鎮座中。客を乗せていない巨大な船々が
並んでいる異様な光景がマレコンから眺められます。
ところがこの船々、ラパスに利益をもたらすどころか、
油を含む下水を湾内に垂れ流しながら、もくもくと
黒煙をまきちらしています。
そのうちどこかに行ってくれるだろうと思っていた市民も
さすがにもう我慢の限界。この小さな湾は言わずと知れた
ジンベイザメの集まる場所、ほかの生態系に及ぼす影響も
はかり知れません。豪華客船に湾から出て行ってほしいとの
声が少しずつ強くなってきました。
今年ジンベイザメが例年より早く湾からいなくなってしまったのも
この影響だと言う意見が多いようです。
ついに今日30日は夕方からマレコンで市民デモまで
計画されています。はいわかりました、とすぐに
出て行ってもらえる問題でもなさそうですが、
できるだけ早く環境汚染はストップしてほしいです!