光を期待した1本目チャックモールの「ククルカンルート」でしたが、いよいよ雨季のようです。エントリー前は明るくなったり薄暗くなったりの繰り返しだったので、日が高くなるうちにスッキリ光もさすでしょう! と、Nさんと相談し、まだ誰もいない水中をのんびりふたり占めしていると・・ バタバタと雨水が水面を叩く音で気付きました。
結果光のない1本目になってしまいましたが、透明度はいつもながらにきれいですし、まだ誰も入っていないハロックラインのエリアもきれいでした。「雨も演出かと思いました〜」とNさんに締めて頂けて、ほっとしています。
セノーテは基本的に淡水でのダイビングですが、地下水脈内では所々海水が染み出しており、比重のより重い海水は下により軽い淡水は上に層を成します。それを「ハロックライン」と呼んでいます。
前を泳ぐ人がフィンキックで煽った後などは、それぞれが混ざりモヤっと。紅茶に入れた氷砂糖が溶けるシュリーレン現象と同じ様子が、目の前で起こります。ダイビング中に見ることはあまりないので面白くも、知らないと不安に感じられたり、視界が悪くなることによるストレスもあるかもしれません。
対処法は簡単で、前を泳ぐ人よりも前後左右に少しずれて進んで頂くことで、視界はクリアになり改善されます。ということで、ハロックラインが特にきれいに見えることが、朝一番乗りのセノーテを潜る特権なんです^^
1本目で見ることのできなかった光は、2本目3本目で巻き返し。この季節限定の3本のレーザービームの時間もぴったり合っていました。小さな穴からの光なので、真上から光の入る時間はごく僅かに限られています。
明日、明後日と引き続き、異なるセノーテを潜られるNさん。それぞれ異なる良さがあり、どこも魅力的なポイントばかりです。気に入って頂けますように!
では。