タイ・プーケット
執筆者 八杉 明信
2日目はシミラン諸島の北側7番から9番の島々を堪能していきます。
1本目は、シミランでも流れが難しいダイブサイト「ディープシックス」。ここは何といっても中層での生物層の豊かさ。イエローバックフュジュリアにジャイアントフュジュリア、クマザサハナムロにハナタカサゴ、インディアンメニーラインフュジュリア、その中を割って入るようにカスミアジやロウニンアジ、大きなイソマグロもうろちょろ、ムレハタダテダイも綺麗です。深場の方ではネムリブカ(サメ)、チームによってはタイマイ(カメ)やアオウミガメと遭遇したチームも!!
2本目は、シミランでの代表ダイブサイト「エレファントヘッドロック」。もう地形が最高に楽しい!!でも魚影もやばいです。。。自分の身長ぐらいはあろうかというここの主、オニカマスに1M越えのロウニンアジがダイバーを怖がらず周りをうろちょろ、もちろんタカサゴ系も爆発的にいっぱい!!そんな中、洞窟の入り口近くではハナヒゲウツボ(青)が何かを守るようにミツボシスズメダイを威嚇中、深場の方では自分が指差した瞬間に引っ込んでしまったアケボノハゼのインド洋バージョン、エクスクイジットファイヤフィッシュゴビーやマッコスカーズラッセの群生、洞窟の中に入るとムスジコショウダイの中にアンダマンスイートリップスがちらほらと。。。もうヤバイです、ココ。他のグループからはもう一回潜ろうって提案がありましたがスケジュール的に。。。名残惜しくそこを離れ、さらに北上します。
3本目はシミランの癒し系でありながら迫力あるウミウチワが圧巻の「スリーツリー」。エントリー直後の珊瑚礁の浅瀬にはブラックピラミッドバタフライフィッシュの群生が、大きなテーブルサンゴの上にはコラーレバタフライフィッシュが群れてます。そのまま珊瑚礁のスロープを下るとアカヒメジやホウセキキントキが同じ方向を向いています。砂地ではチンアナゴ、離れ根には大きなアデヤッコにサザナミヤッコ、その先にはアカマダラハタにヤイトハタがうろちょろ。。。そのまま砂地をよく見るとオーロラパートナーゴビーにアンダマンジョーフィッシュSP、よく見るとブラックチンスリーパゴビーもいます。癒し系とよく言われる「スリーツリー」。。。自分にとっては、やっぱ忙しいダイブサイトです。ww
4本目は、サンセットで「スナッパーアレイ」。ココも入った瞬間にクマザサハナムロがカスミアジに追われ僕たちの周りを右往左往。。。浅瀬の珊瑚礁にはコブシメが交配中、サンセットはやっぱ色々な世界が見えてきます。砂地にポツンとある枝珊瑚のインディアンダッシュラスが良い雰囲気を醸し出す緩やかな時間の中、ゲストさん皆さん誘われるようにリラックスダイビング、とっても良い2日目のラストダイブ、2021年のラストダイブでもありました!!
3日目&ラスト日「さあタチャイ島、さらにリチェリューロックへ!!」、下の次ページ(3)で。。。